脱力系!前向き思考法

 

脱力系!前向き思考法

脱力系!前向き思考法

 

 『「後悔」をビジュアル化する

 その癖をつけるために一番いいのは、後悔している時、エネルギーの猛烈な漏れが生じている図をビジュアル化することだと思う。グチャグチャしている瞬間に、ドーッとエネルギーが失われていく様を想像するのだ。

 たとえて言えば、穴のあいた米袋から、猛烈な勢いで米粒が落ちていくイメージだろう。それなのに、気持ちのエネルギーはなぜ止めないのだろうか? 

 考えてみれば、みな気持ちのエネルギーをためることには、一生懸命になっている気がする。エステや温泉に行ってリフレッシュしたり、癒しといわれるものに高いお金を払って、気持ちを整えたりする。

 だが、気持ちのエネルギーが漏れるほうに無頓着なのはどうしてなのか。せっかくエネルギーをためても、片一方でジャージャー漏れていては意味がない。』P14

 

『たとえば出された肉にいきなり食らいつくのは、野蛮な感じがする。いろいろな食器があって、料理が出る順番があって、食べ方があるというようんぃ、手続きが多くなるほど、文化的な洗練度が高いと思われている。

 だがこと自分自身に対しては、面倒なマナーや手続きはできるだけ無視して、いきなり肉にかぶりいつく心の回路をつくっておいたほうがいい。そのほうが問題の解決が早いし、よけいなことに迷わなくてすむ。』P32

 

『・・それは「バットを換えたら」というのと同じで、バットを換えれば打てるようになるかもしれないが、また打てなくなるとバットのせいにして、次々と換えていって、迷い続けることになる。

 はてしなく迷って、最後は袋小路につきあたってしまうかもしれない。

 しかし要素をまったく変えないようにすると、問題は自分にあることがわかるので、解決もその一点に集中すればいい。解決が早くなる。

 イチローは外に原因を求める可能性を極力排除していくことによって、自分の何を変えればいいのか、追求していく姿勢をとっている。

 先に示したように「状況を変えるより、自分を変えたほうが早い」のである。』P44

 

『前向き思考の母体は、必ずしも生産的でなくてもいい

 この場合大切なのは、やっていることが生産的かどうかではなく、やる気の母体である。くだらない集まりでも、友達とつるんでたむろするだけで、前向き思考をつくる母体となりうる。』P107

 

『ささやかなごほうびを、新しいスタートに結びつける

 ごほうびと貧乏性をセットにする

 ごほうびはやりすぎないことが大事だ。だがちょっとしたささやかなごほうびなら、回数が多くても、心がホッとなごんで、前向きな気持ちになれる。

 ふだんもりそばを食べている人が、「今日はこれだけがんばって仕事をしたのだから、天ぷらそばにしよう」と言って、昼食を少しだけグレードアップする。

 あるいはいつも飲む栄養ドリンクより、ちょっと高めの朝鮮ニンジン入りを買って飲む。その程度のささやかなごほうびは、心のおやつのように気持ちを盛り上げてくれる。

 私はささやかなごほうびは、わりと自分によくするほうだ。そしてごほうびをしたあとは、必ずその元をとろうとする。』P137