ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)

 

ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)

ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)

 

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 最近、起業した人たちがブログやTwitterで議論しているのを見ていると、「議論が浅い」と感じられる場合がほとんどです。なぜそう感じる のかといえば、こうした議論のほとんどは、「現在、誰にでも手に入れられる情報をもとにした、1手先か2手先、せいぜい3手先までしか読んでいないもの」だからです。多くの議論は、「いまの世の中はこんな流れなので、こういうことをやるべきだ」というものになっていて、それ以上のロジックはなかなか見当たりません。

 起業している人であっても、それくらい狭い視野しか持てず、単一的な思考しかできていないのが現実です。

 起業家がわかりやすいロジックに頼りがちな理由のひとつは、「必ず成功するビジネスなので出資してください」と投資家を説得するためではないかと思います。

 しかし、そんなに浅いロジックがそのまま通用して、仮に出資者を見つけられたとしても、実際にビジネスが成功するかどうかは別問題なのです。だから、起業というものを考えるときには、「お金を出してもらうゲーム」と「ひとつの事業を成功させるゲーム」という別々のゲームを同時に実行しているという視点が必要となります。

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 現状の電子書籍のフォーマットで不満なのは、動的な変更ができないということです。購入後にもダイナミックに中身が変わっていくようにできるのが未来の電子書籍の姿だと思ってます 。たとえば、紙の出版物でも、誤字などを訂正しながら、2刷、3刷と重版されますが、そうした修正も自動でリアルタイムにできるようにしていく。さらには、購入後にも新章が追加されていく、といった”動的な性質”を持たせられたなら、電子書籍が果たせる役割は大きく変わります。